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土田のデジタル

オーラスの思考(土田のデジタル)

84.役牌の出が甘くなる1局(約5分50秒)

役牌に対する警戒が甘くなるオーラスで有効な仕掛け方を解説します。

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 オーラスは、各々の番手に合った目標の手牌を作りに行くため、白発中や南場の南といった役牌に対する警戒が甘くなり、簡単に出てきます。そのため、役牌の対子で高そうな手が狙えるときは、役牌からではなく数牌の部分から仕掛けても和了れることが多いです。中付け、後付けがオーラスでは特に効果的です。

三萬五萬七萬九萬一筒一筒四筒五筒六索六索七索南南

 南家で、ドラは一筒です。ダブ南、ドラドラで満貫を和了れば番手が上がります。三萬五萬七萬九萬の急所から仕掛けることを考えましょう。四萬をチーして六索を打ち、八萬をチーして五筒を打ちます。そして南をポンして四筒を切ります。萬子の一色と思われたとしても、早めに処理しようと南は出てきます。

 あるいは、六萬をチーして九萬を打ち、三筒をチーして三萬を打ち、南をポンする手順もあります。

一筒一筒南南八索六索七索三筒四筒五筒六萬五萬七萬

南ポンの前に八索をチーして、このような形になったとしても、喰いタンに見えますから南は出てきます。

一筒一筒南南八索六索七索三筒四筒五筒八萬七萬九萬

 最初に八萬をチーすると、さすがに南は出てきづらくなりますので、南ポンの前に八索のチーはしないほうがいいですが、それでもオーラスでは出てくる可能性がけっこうあります。

一索三索五索六索八索九索九索北北白白中中

 オーラスで満貫和了れば順位が変わるというときにホンイチの手が来ました。数牌から仕掛けてかまいません。いかにも索子の一色の手でも白中は出てきます。それぐらいオーラスでは役牌頼りの仕掛けが有効です。

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