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土田のデジタル

仕掛けの基本(土田のデジタル)

64.リャンメン決め打ち打法(約6分20秒)

ここでは、仕掛けた際にリャンメン形を先切りしたほうがいいケースについて解説します。

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 仕掛けを入れたときには、極力和了れるようにしましょう。これが、勝率を上げていく近道です。

 完全一向聴形にとらわれすぎてはいけません。例えばある役牌をポンして、リャンメン形のところが複合形だったとします。4・4・5や2・2・3、3・3・4などいろいろあります。リャンメン複合形を残しておけば、その次の段階として、ポンすれば聴牌になるという形が選べます。そのため複合形を残したくなりますが、残さないほうがいい形もあります。

三萬三萬四萬二筒三筒赤五筒五筒五索六索七索八索中中

 二筒がドラです。中が出てきたのでポンします。八索五索を打てば、完全一向聴形です。

三萬三萬四萬二筒三筒赤五筒五筒五索六索七索中中中

 五筒三萬のポンもよし、一筒四筒二萬五萬をチーしてもよしという形です。しかし、仕掛けたときの手牌は、門前で打っているときよりも、数段相手に見破られやすくなります。一筒をチーして、二萬五萬待ちになったとき、三萬が最後に出てきますので、ちょっと麻雀が打てる人なら、三萬の周りが頭で、索子の待ちになったか、三萬のところが複合形になっていて、そこがリャンメン待ちやカンチャン待ちになったかという読み方をしてきます。形的には和了りやすい待ちですが、二萬が出にくくなるというデメリットがありますので、リャンメン形の先切りをしたほうがいいと思います。

二萬二萬三萬二筒三筒赤五筒五筒五索六索七索八索中中

 このような形でしたら、二萬はポンしやすいですから、二萬二萬三萬という複合形にしておいて、中をポンした後に八索を打ちます。一筒四筒をチーして一萬四萬待ちであれば、一萬は使いづらいので、しびれを切らして出てくることもあります。

 ポンしやすい牌かどうかでリャンメン形の先切りを判断しましょう。特に3から7までの間の牌は、先切りしてその外側の待ちがいいので、ポンしにくい牌の場合はリャンメン形を先切りしましょう。索子の五索六索七索八索の部分は、四索を引いてきたら、三索六索九索二萬五萬の選択ができるようにもなります。麻雀は4面子1雀頭を作ればいいゲームではありますが、5面子目の準備をしておいてもいいと思います。これは門前でも仕掛けても同じです。

 リャンメン複合形と完全一向聴形にするフォームは時と場合によります。判断を誤ると、和了れる手も和了れなくなり、相手に押さえられて流局してしまうため、結果的に和了れるリズムを失ってしまうことに繋がります。これは非常に勝敗の分かれ目になりやすいです。

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