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土田のデジタル
終盤の思考(土田のデジタル)
34.共通安全牌の貯め方(約6分50秒)
ここでは、共通安全牌で終盤を乗り切るタイミングなどについて解説します。
共通安全牌が生きてくるのは、自分が最終的に聴牌できない局の残り3~4巡という、しのがなくてはならない局面です。ラスト3~4巡で安全牌がなくなってしまうと、手詰まりになり放銃ということはよくありますが、それは準備不足です。終盤の13巡目に入ってから、安全牌を抱えはじめるのでは遅いです。共通安全牌というのは、多くの場合、中盤が終わる辺りの11、12巡目で1つキープしておいたほうがいいです。
多くの場合、共通安全牌はオタ風の風牌であったり、2枚切れ以上の三元牌であったりします。1・9牌が共通安全牌になっているケースもあります。11、12巡目に来た共通安全牌を安易に切らないことが大事です。もう1つ大切なことは、誰が本手なのか、高い手を和了りに来ているかを考えます。和了れそうな形になっている手で押してきているのかといったことを感じて、見極めます。河で見極める方法もありますが、特にリアルで麻雀をされる方はキャリアを積んでくれば、誰が本気なのか体感できているはずです。マークしている人の安全牌を3枚以上キープしながら終盤戦に向かいましょう。
ドラはです。12巡目とします。西をツモ切ると終盤で困ることになりかねません。また、手牌は二向聴です。12巡目で二向聴というのは非常に厳しい状況です。和了までは最低でも3巡かかります。13巡目に一向聴、14巡目に聴牌、15巡目に和了る、といったことは滅多にありません。12巡目で二向聴なら共通安全牌を1枚キープしましょう。そして場の状況を見ながら、やを切ります。カンが入ったときにを切るのではなく、先に打っておきます。自信がなければ、切りでもいいです。筒子を整理しておくというのも一つの手です。
普通は、筒子の形は決められないので、を切ると思います。しかし、1枚キープしておき、13巡目にまた共通安全牌のをツモり、2枚キープすることによって、終盤の14巡目から17、18巡目までの4~5巡をしのげます。
自分の手牌ばかり大事にすると、共通安全牌に対する認識が低くなります。11か12巡目からは、共通安全牌をため始めましょう。聴牌やノーテン罰符の見切りが大切です。二向聴の手が12、13、14巡目まで埋まらない、確率的におかしい形に入っているときには、共通安全牌を持つということをシステム化しましょう。