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土田の麻雀道

負けている時の心構え(土田の麻雀道)

80.ワラにもすがらない(約6分)

負けているときは、潔く負けを認められる打ち手になりましょう。

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 何とかしたいと思っているところに助け舟かのような牌が出てきて、ワラにもすがるような思いでチー・ポンするときがあると思いますが、負けているときはワラにもすがらない。この強い気持ちで負けてください。負けているところから、何とかして勝つ道筋を見つけようと考えるのは、もちろん打ち手として必要なことかもしれません。しかし、その気持ちが強すぎて、例えば最後の親番に何でも鳴いて連荘を狙うようなことをしてはいけません。

一萬二萬八萬九萬二筒三筒七筒九筒一索二索白発中

 負けている南3局の親で、ドラが三索です。2巡目です。三萬七萬一筒八筒が出てきてもチーしてはいけません。負けるということがいかに大事なことかを知ることもまた麻雀道です。この考え方が受け入れられるかどうかが、麻雀道に踏み込めるかどうかの分岐点です。

一萬二萬八萬九萬一筒二筒三筒七筒九筒一索二索白発

このような形だとしてもチーしてはいけません。チーしたところで和了れません。負けているという立ち位置を自覚しましょう。

七萬八萬二筒二筒四筒五筒七筒八筒赤五索五索六索七索八索

 ドラは七筒です。最後の親番で12巡目です。良い手ですが、これも鳴いてはいけません。終盤に差しかかったときに、負けている状態でこのリャンシャンテン形です。九萬九筒ならタンヤオにもなりません。うまくいってテンパイ止まりです。六筒をチーして、二筒五筒を打つならまだ分かります。ワラにもすがらない、たくましい強さを磨いていただきたいと思います。

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