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土田の麻雀道

愛される打ち手の条件(土田の麻雀道)

95.自己犠牲の精神に満ちている(約4分20秒)

自己犠牲の精神を身につけることが愛される打ち手になるためには必要な要素です。

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 麻雀を打っている人の中に自己犠牲の精神を持ち合わせている人をなかなか目にすることができないのは残念です。自分を犠牲にしてでも場の均衡を保つ、場の偏りを作らないようにする心構え、心がけを意識して愛される打ち手になりましょう。

三萬三萬五萬七萬八萬二筒三筒三筒四筒六筒七筒白中

 ドラは四萬です。1巡前に下家の親がダブ東をポンしたところで、三索を引きました。白中は生牌です。リャンメン、リャンメンとあって、もう1組増えれば和了が見えてきますが、動いている親が下家ですので難しい局面です。多くの人は自分の手を主体で考えて、白中を切ると思いますが、麻雀はチームワークが大事です。自分が切る牌に少し配慮することで、親の動きが止まることだってあります。ドラ表示牌の三萬白中などを鳴かせてしまい、親の支配する場になっていくことは避けようという考えは、自己犠牲の精神に満ちています。

二萬二萬四萬五萬七萬八萬三筒五筒四索五索六索七索八索

 ドラは八索です。下家の親が役牌をポンして筒子の一色を作っているところで、九萬を引きました。三筒五筒を切っていけば、三索六索九索待ちと三萬六萬待ちのイーシャンテンでドラも1個ある手になります。しかし、親が調子が良いときは三筒五筒を切らずに我慢しましょう。自分が防波堤になって親の勢い、連荘を阻止することを考えましょう。

 自分の和了は二の次、三の次と考える局があってもいいと思います。自己犠牲というのは古臭い考え方かもしれませんが、牌品高(パイピンカオ)、愛される打ち手を目指す上では身につけましょう。

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