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土田の麻雀道

序盤の思考(土田の麻雀道)

29.想いを牌に伝える(約5分30秒)

ここでは、麻雀牌に想いを伝えることについて解説します。

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 麻雀の道を歩んでいく上では、想いを牌に伝えることが大事です。牌たちはいつも見ています。伝えない限り、自分が望むツモはなかなか来ませんし、ただの絵合わせゲームになってしまう可能性が高くなります。

一萬二萬四萬七萬二筒三筒八筒九筒九筒三索九索東西中

 ドラは五萬で、親の配牌です。第1打に西を打っているようでは、なぜ麻雀をしているのか、なぜここにいるのか、なぜ卓に座っているのかといった想いは伝わりません。

 第1打は四萬です。五萬が来ても河に並ぶ可能性は高いです。この四萬を選んだときに、牌たちには本気度が伝わります。そうすると助けてくれることが多くあります。だから麻雀をしますし、麻雀道という道を歩いていこうと考えたくなるのです。着順など、どのような状況におかれていても、想いを伝えるということに重心を置きましょう。

三萬四萬六萬八萬八萬四筒赤五筒六筒四索五索九索九索九索白ツモ

 ドラは白です。両面二つの一向聴ですから、白をツモ切りする人が多いと思います。しかし、せっかく来てくれた白です。1枚だけ引いてきた役牌をやっかいに考えてはいけません。遊びに来てくれたくらいの感覚で歓迎しましょう。ここは、4・5・6の三色を見つつ三萬を打ちます。三索を持ってきたらツモ切りますが、このとき、残念だけどお別れする旨の想いを伝えましょう。

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