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土田の麻雀道

負けている時の心構え(土田の麻雀道)

74.場面屋にならない(約5分40秒)

負けている時に場を乱し、勝者に貢献してしまう場面屋になりやすい打ち方について解説します。

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 和了れそうもない手で、鳴いて和了に向かったり、何となく和了に向かい、要らない字牌をポンされたりして、間接的に勝者の和了に協力しているような打ち方のことを場面屋と言います。一生懸命やっているつもりでも、いつの間にか場面屋になっていることがあります。負けているときは、潔く負ける打ち方をしましょう。

一筒二筒五筒六筒六筒八筒九筒東南白白中中

 ドラは四萬です。南2局で、2万点も沈んでいます。この一色の手ではドラが使えません。8、9巡目で今にもリーチがかかりそうなところで白が出てきました。これをポンと言った瞬間に場面屋です。数牌の肝である3と7が欠けている形では和了れそうもありません。それでも白を鳴いて、リーチがかかってもまだ攻めて、中が出てきたらポンして、南を切る。

一筒二筒五筒六筒六筒八筒九筒白白白中中中

 このような形になり、ドラそばの三萬を持ってきてロンされたり、赤五萬を持ってきて困ったからと九筒を切ってみたり、もう最悪の人です。和了れる見込みがあるなら鳴いてもかまいませんが、和了りたいという欲求だけで鳴くと場面屋になりやすいです。

三萬四萬六萬八萬二筒四筒三索四索六索七索七索白発中

 別の手牌で、ドラは四萬です。二萬七萬三筒を引ければ二索五索で、高目2・3・4の三色がテンパイしますので、白発中を切ると思いますが、かなり高い確率で、この3つのうちの2つぐらいは、勝っている人にポンされます。そして、自分の手は全く進みません。ただポンさせる係、すなわち場面屋です。門前で手を進めるとき、特に負けているときは役牌の生牌の扱いに注意をして、場面屋にだけはなるまいという気持ちで負けましょう。

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