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土田の麻雀道
その哲学とは?(土田の麻雀道)
9.覇道・邪道は棄て王道をいく(約4分50秒)
ここでは、麻雀の王道について解説します。
覇道、邪道、そして王道があります。覇道の麻雀は、勝つためにどんなことでもします。被害を受けないためにいろいろな技術を駆使しながら失点を防いでいったり、相手から点数を掠め取るような和了を考えます。邪道の麻雀は、勝ち負けに関係なく、感情的な行為や相手の心をかき乱す行為をします。王道の麻雀は、オーソドックスに、ストレートに勝ちに結びつけていったり、負けるときもストレートにあっさり負けていくというような、美しい打ち方です。
親あるいは調子の良い上家から、など自分が鳴ける牌を切ってリーチがかかったとします。一発消しは結構流行で、相手の打点を低くするということもあり、長い目で見たら有利という意見もあります。ここで自分の気持ちを和らげるためにも、手になってないときに一発消しの戦法をとるのは覇道です。また、あと1巡で親に海底がいくというときに鳴いて海底をずらし、失点を防いでいくという打ち方や、安藤満という麻雀プロの亜空間殺法という戦術で、役がないところから動いてツモをずらし、相手のリズムを壊すという打ち方も覇道です。
邪道は、自分がむしゃくしゃしているとか、この親は個人的に嫌いとか、何らかの理由で場を壊したいといった、発作的な動きを入れます。例えば、序盤から鳴きを入れて、その人のツモであった牌をツモ切りして、良い牌をツモっていたということを見せることで、相手の気持ちを乱し、ミスを誘っていくような打ち方をします。
しかし、やはり麻雀は行き着くところ、王道で打たないと絶対に駄目です。それは、136枚の牌たちに愛されない打ち手になってしまうからです。牌に愛されなければ、肝心なところで救われません。牌たち、さらには対局相手にも愛される打ち手でいられるよう、王道で打ちましょう。