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土田の麻雀道

負けている時の心構え(土田の麻雀道)

79.字牌に心血を注ぐ(約4分40秒)

負けているときに字牌を丁寧に扱う事が麻雀道の背骨です。

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 負けているときの字牌の扱い方で、その打ち手の麻雀観、麻雀哲学、思想信条、といったものが透けて見えてきます。麻雀というゲームを大切にしている人は、字牌の扱いが丁寧です。

 負けているときは、要らない字牌がポンされやすい状況に置かれやすいです。字牌をポンされて、和了られてしまうという負の連鎖が続いていくケースが多いです。南場で役牌をポンされるのは、だいたい点棒がない側ですので見てみてください。この仕組みを分かっていれば、そう簡単に字牌には手をかけられません。字牌に対して心血を注いでいけるかどうかが麻雀道の背骨であり、負けているときの姿勢です。この背骨を正してから、他の手筋に入っていくところが、麻雀道の麻雀道たる所以です。

一萬三萬四萬五萬六萬八萬二筒四筒六筒三索五索白中

 ドラは四筒です。南場に入っていて点数はマイナスです。2、3巡目で東をツモりました。急所が多く和了が遠いので、ここは我慢して一萬二筒を切ります。

二萬三萬赤五萬六萬三筒三筒四筒六筒二索三索白発中

 同じくドラは四筒です。二索をツモりました。普通は白発中に手をかけると思いますが、ここも我慢して二索のツモ切りや、三筒を切ってドラ周りのリャンメンを固める選択をして、字牌は置いておきます。

 手牌を丁寧に、字牌に心血を注ぎながら、自分の手のシャンテン数を上げずに字牌をキープして、ポンされないようにしながら打つ。ポンされるか分からないけど、されないようにするというところが麻雀道の背骨です。

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