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土田の麻雀道

ドラや赤牌について(土田の麻雀道)

51.我がままな思考の停止(約6分30秒)

ここでは、麻雀道に求められる、求道的な打ち方について解説します。

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 打ち手が一番心得なければいけないことは、我がままや身勝手を抑えることです。例えば、ドラや赤牌が切られると、一瞬にして場が壊れてしまうことがあります。鳴かれないかもしれないというのは、我がままな言い分です。これは、麻雀道としては認められない精神です。求道的な打ち方をせざるを得ないのが麻雀道の厳しいところでもあり、やりがいでもあります。

二萬二萬六萬七萬八萬三筒四筒六筒七筒三索四索六索六索白ツモ

 親の手牌で、ドラは白です。白を引きました。自分の都合だけで言えば、要りません。鳴かれないかもしれませんが、我慢して、6・7・8の三色を見据えて、六索を1枚外します。次に二筒を引いたら、また六索を外して三色は断念します。このように、誰かが白を切った段階で自分が合わせ打つという手構えができます。白を切る理由は、二萬六索が暗刻になるか、横に伸びたときに使えるからという自分だけの理由です。ドラを切ることがいけないのではなく、切る時期の問題です。

一索一索二索三索四索五索七索八索八索東東発発赤五筒ツモ

 東場で、ドラは七萬です。下家の親が二萬をポンしています。ここに赤五筒を引きました。要らない牌ですが親に鳴かれるかもしれないので、我慢して一索八索を切りましょう。自分の手が一向聴になれば切ってもかまいませんが、例えば一索を切って、次に九索を引いてきたときには八索を切れば、赤五筒はまだ切らなくて済みます。

 早めに切って、ロンではなくチーで済ました方がいいという人もいますが、ここが、麻雀道と一般の目先の損得で考える方との違いです。自分を少し犠牲にする、損な役回りを少し取るといった考え方を身につけましょう。

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