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土田の麻雀道

終盤の思考(土田の麻雀道)

46.アガらなくてもいい(約3分30秒)

ここでは、常に和了を目指すのではなく、麻雀の道に沿った考え方について解説します。

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 麻雀道では、和了れないときにがむしゃらになって和了に向かう醜さを戒めるようにしましょう。和了れないと決まっているわけではないというような考える方には、潔さがありません。最後の親番で、どうにか聴牌したいという考えは、人情としては分かりますが麻雀道としてはいけません。

三萬五萬三筒赤五筒七筒一索二索三索六索八索八索東東

 南3局の親番で、ドラは六索です。配給原点から1万5000点沈んでいます。巡目が終盤なので、聴牌も難しい状況です。そこで東が出てきました。鳴いて、受けを広くするためにドラの六索を切ったり、四筒が場に2枚出ているからと三筒を切ったりするのは、あがいているだけです。

 もしかしたらという考えはやめて、負けを認めましょう。残りツモ4回か3回ぐらいではどうにもなりません。格好悪い負け方はしないでください。どうせラスだからと攻めるのは、麻雀の道から外れた投げやりな考え方です。東が出ても鳴かずに東東と切って、静かに終わりましょう。そういう心境になったときに、初めて麻雀の道が見えてくるのではないかなと思います。

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