その日の勝ち負けをツキで語っている方が非常に多くいますが、これは現実です。麻雀はツキに支配されているゲームです。一局一局、微妙に変化していく、目に見えないツキの動きをどうやって予測していくのかがポイントになってきます。天和、地和、人和、これが役満であったり、あるいは人和が倍満であったりと役がついているように、天地人というものが大事なんです。天の運、地の運、人の運、この3つの要素を測りながら打っていくゲームです。
天運は、その日それぞれの打ち手に与えられている運です。今日はツイてるといった、あるがままの運です。地運は、麻雀を打ちながら自分で育てていく運です。手牌や自分の気持ちを育てながら培っていきます。1日4ゲームやるとしたら、4~5時間の間で育まれていく運です。人運は、相対関係の運です。その日の相性、もともと持っているその人との相性といった、各対局者との関係性における運の動き、織りなすアヤを測りながら打っていかなければいけません。
ドラはです。かかを切ると一向聴になります。789の三色を狙うと、を捨てることになりますが、ドラを持っているので、赤を使えばそこそこの打点になります。ここで大事なことは、手役、特に2翻以上の手役とドラのどちらを大事にするかということです。自分にツキがあるとき、もしくはそのときの親の運気が低いときは、高く和了れる方、手役狙いでを切ります。ツキがあるときはよりもを引きますのでから切ってもいいくらいです。そうではないときは、ドラ、赤に重きを置いて2翻役は見切ります。さらに、親の運気が高く自分の運気が低いときは、手役も赤もドラも見切ることで和了が近づきます。
これが未来予測です。何を引くか分からないと言っているようでは、ツキの話とは無縁です。見えないツキを見えるように予測していきましょう。