門前でイーシャンテンになっているときと、仕掛けていてイーシャンテンになっているときでは、相手の捨て牌に対する目配りは全然違います。普通は打牌してから捨て牌に目が行きますけれども、仕掛けているときには、もう一声かけられればテンパイするわけですから、打牌動作のところで目が行きます。空中から河に置かれる牌を見つめているということが、仕掛けてイーシャンテンのときの典型的な捨て牌に対する目配りです。
門前の場合には、特に上家の打牌に対して無反応です。捨て牌に対する目配りが強くなるということはありません。もし強くなったとしたら、本当にそれが急所の牌で、がっかり感が目に出るときはありますが、基本的に門前でイーシャンテンのときには、捨て牌に対して目配りはほとんど生じません。